診療内容整形外科疾患
外傷
打撲や捻挫、骨折、脱臼など一通り診察および治療します。
また局所麻酔での処置が可能なレベルであれば切り傷などの縫合処置も行います。
CTやMRIなど当院で行えない検査を早急に要すると判断した場合や、入院や手術を要する可能性がある場合には、近隣の医療機関への紹介を積極的に行います。
肩こり
一言に肩こりと言っても症状や原因は多岐に及びます。普段の姿勢に原因を認める場合が多いですが、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症が潜在していることが少なくありません。
姿勢や生活指導、外用薬や内服薬処方、物理療法のみならず、場合によっては理学療法士による体操などの指導を行います。
民間療法等に依存することなく、ぜひ整形外科での診察を受けることを推奨します。
肩関節痛
俗に四十肩や五十肩と言われる誘因不明の肩関節痛がまず思い浮かびますが、「歳のせいだから仕方ない」で特に治療を行わないと痛みや可動域制限が残存します。
診察および画像検査（レントゲンや超音波など）、外用薬や内服薬の指導、物理療法を行います。
理学療法士による可動域回復指導や生活指導を要する場合があります。
腰痛
急性腰痛（いわゆるぎっくり腰）から慢性の痛みを伴う場合、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など下肢の痺れや筋力低下を伴う場合があります。
また若年層であれば腰椎分離症の鑑別が必須です。骨粗鬆症に伴う無症状の脊椎骨折が潜在している場合もあります。診察と画像検査（レントゲンやMRIなど）にて適切に診断し、治療を行います。
テニス肘（上腕骨外上顆炎）
名前とは異なり、実際にはテニス以外の様々な生活動作が原因になりえます。
長時間のパソコン作業が誘因の場合も多いです。処方や物理療法だけでなく、ストレッチや生活姿勢指導が必要です。
腱鞘炎、ばね指
手関節の痛みや腫脹を伴うものや、指を屈伸時に引っ掛かる感じがあるなどの症状があります。
処方や物理療法だけでなく、ストレッチや生活姿勢指導が必要です。
股関節痛
変形性股関節症などに起因する痛みの鑑別は不可欠ですが、実際に多いのは筋肉由来の痛みです。
診察時に症状を詳しく確認します。
変形性膝関節症
痛み方や可動域制限などの症状はもちろん、生活面での不具合を診察で確認します。
レントゲン写真では不明確な早期の変形が、超音波検査で確認できる場合があります。
外用薬や内服薬、物理療法、理学療法士による筋力トレーニングや生活指導を行います。
変形や疼痛や強く生活面の支障が大きい場合には、人工関節置換術などの手術加療を検討するために近隣の医療機関をご紹介します。